【災害情報】令和6年 能登半島地震関連

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【災害情報】令和6年 能登半島地震関連

2024/02/01

静岡県看護協会から派遣された災害支援ナースの報告 part1

【静岡県看護協会から派遣された災害支援ナースの報告 part1】

令和6年能登半島地震 災害支援ナース活動報告(日本看護協会ホームページ掲載)

所 属:順天堂大学医学部附属静岡病院  氏 名:松尾正人
派遣先:石川県輪島市立鳳至小学校  派遣期間:2024年1月12日〜15日

派遣初日は金沢から輪島市立鳳至小学校へ到着するまで2度の派遣先変更があり、
災害時の情報の混乱を痛感する事態となった。避難所到着が21時30分となったため、
避難所の状況把握のみとし、2日目から支援活動を開始した。

断水にて避難所内の衛生環境が不良であり、ゴミ捨て、トイレ清掃、共用場所の消毒から活動開始した。
その後140名程の避難者の健康観察、有症状者のDMAT隊員への情報提供、車中泊避難者の健康観察と
弾性ストッキングの配布、救護所立ち上げを行った。
新型コロナやインフルエンザ陽性の方が多数混在しており感染症の蔓延が危惧された。
有症状者には水分や食事摂取を促しつつ、全避難者に対し健康観察を継続した。トイレ清掃は1日3回実施し、
輪島市職員へ清掃方法を共有した。

また、避難者の清潔のニーズを把握し、自衛隊のお風呂支援と協働しての入浴介助や、お湯を分けてもらい洗髪・手浴・
足浴を実施した。活動中、体育館ステージの天井から20×10p大のコンクリート片が落下する事態が発生し、
幸いけが人はなかったが避難所の安全確保が困難な状況下であることを痛感した。

輪島市職員の方々も自らが被災者でありながら避難者を支援しており、発災時からの疲労で体調を崩す方もいた。
私達は被災者や炊き出しのボランティアの方々から多くの温かいお声掛けをいただきました。
この度、私達の支援活動に尽力していただいた方々に心から感謝申し上げます。



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