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2024/11/07

11月2日(土)「看看連携 東部地区大会」に参加しました

11月2日(土) 「看看連携 東部地区大会」に参加しました

局地的な大雨の影響で新幹線が一時運休するなど、公共交通機関が不安定な状況ではありましたが、
こちらは安定の看看連携です。

東部地区支部長 大沼以恵さんをはじめとする東部地区支部主催で開催されました。
本日の大会は、特別講演と地区別のグループワークで構成されていました。

特別講演の講師は医療法人社団律昌会さくら醫院 理事長・院長の安達昌子(あだちあきこ)先生です。

「つなげよう!みんなで考えるACP」
〜地域で生活を支える医師の立場から〜をテーマに地域で安心して過ごすための連携・なかまづくりが大切として、
地域の看護職が一堂に会するこの場を評価した上で、ACPに効用と問題点などのお話し、
そして、ACP(人生会議)の意義 必ずしも絶対的なものではない。
「意思決定=意思確定」ではない。気持ちは揺らぐもの、という前提で受け入れる。
「意思決定=医療の選択」ではない。どのような生活が理想なのか、
これから先をどう生きたいのかを共に考えるプロセスであって、医療はあくまでその一部、
医療の選択や療養場所の選択が目的のすべてではない。
大切なことはひとつひとつの症例の積み重ねである。けっして、やりっぱなしにしない。
チームメンバーのもやもやを残さず、経験知を次の人にも伝えられることが素晴らしい。
「誰のため?何のため?」を忘れず共に悩み伴走する。
私たちの目標は「人間としての尊厳が尊重され、なじみの場所で最愛の人々に囲まれて安心して過ごす事、
それを私たちが、専門チームとして、一丸で寄り添い、支え続け、最期までご自身らしい時間を過ごしていただくこと」
ツールは大事だが、使いこなさなければ意味がない。ツールに振り回されぬよう理解・確認・納得しながら活用することが大事。
ナラティブストーリーを紹介しながら、「真の意思決定への伴走」をお話しくださいました。

グループワークでは、地域が近くて、領域が異なる看護職同士のグループで「連携」に関する話しで盛り上がり、
時間が足りないくらいでした。
「地域の仲間づくり」につながったことが何よりの収穫です。
大切なことは対象となるその人と向き合うこと、話す事、尊重することが確認できました。
「患者さんの尊厳を支える大切な看護行動」が意思決定支援・・岩本ゆり氏著書より



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